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描画力を上達させるためのクロッキー法とは?自己流クロッキー術を公開!

描画力を上達させるためのクロッキー法とは?自己流クロッキー術を公開!

この記事にはプロモーションが含まれています。

絵の上達にはクロッキーが最適!(諸説あり)
というわけで半年ほどクロッキーを続けるという挑戦をしていました。

クロッキーをなぜやるのか、やった方がよいのか…そういった概念的な事をまとめた内容はこちらの記事で語っておりますのでご参考まで。

この記事では自己流で行っているクロッキーの内容を解説していきたいと思います。
※この記事におけるクロッキーは人体特化の方法となっております。

目次

そもそも本当に上達したのか?

上達法を解説する前にそもそもこのやり方が効果あるかどうか気になりますよね。

めちゃくちゃ上達した実感がある!
…かと聞かれれば、正直YESとは言い難いです。

しかし個人的にはクロッキーを始めて良かったと思っています。
ある程度の進展はあったと思っているので。

どれぐらい絵が上達したかについては、自分だと判断が少し難しいところではあるのですが…人体への知識が深まり、関節や筋のシルエットには少し気を付けるようになれたと思います。

一応比較画像を載せておきますのでご参考まで。(左から右の絵柄へ変化)

まずは道具を用意しよう!

用意する道具一覧

まず前提として下記の四つを使います。

  • 3Dポーズソフト、あるいはフィギュアやデッサン人形
  • 3D解剖学ソフトや解剖学系の書籍
  • イラスト系の教本
  • ドローイング用動画、あるいは写真

①3Dポーズソフト、あるいはフィギュアやデッサン人形

クロッキーした画像と同じポーズを取らせて360度ポーズを立体的に観察するために使用します。

クロッキーで描いた線は、あくまで二次元的なものです。
しかしそこに立体感を与えるには、回り込みやパースなどの様々な要素を考慮しないといけません。

ただ、必死に描いているとそういった要素を見逃しがち。

そのうえ頭の中だけでポーズの立体を意識しようとしても、見慣れていない、描きなれていない角度を正確に想像することはほぼ不可能だと思います。

それを補うため3Dやフィギュア人形を利用し様々な角度で被写体を観察できる状態を作りだしましょう。
モデルと同じポーズを取った立体物を観察することで自分の描いた線に足りないものを探し出すことができます。

私は下記のフィギュアを使ってポーズの確認をしています。
可動域が広くておすすめです。

女性モデル(現在通販では在庫品薄にて高騰中…関節壊れたので買い換えたいんですけど泣)

男性モデル(こちらは未入手。現在通販では在庫品薄にて高騰中…と思いきや新モデル2024/12月予約受付中!?買い時かも!?)


3Dソフトを使うのであれば下記のソフトたちがおすすめです。

デザインドール(3Dの素体に様々なポーズをとらせることのできるアプリ)

デザインドール | 次世代デッサン人形 (terawell.net)

CLIP STUDIO PAINT(ペイントソフトですが、付属の3Dデッサン人形が超優秀。デザインドールと同じくいろいろポーズをとらせて保存ができます。※PRO、EXのみの機能

Magic Poser Web(デッサン人形アプリ。無料版は男性素体のみですが様々なポーズをとらせることが可能です。アプリがいろいろなストアで配信されており、WEBでも使用可能。下記はWEB版のリンクです)

Magic Poser Web

3D解剖学ソフトや解剖学系の書籍

疑問に感じたモチーフの部位やランドマークの構造を調べるために使用します。
※ランドマークにはいろいろな意味がありますが、この記事ではランドマークを「特徴」という意味で使わせてもらっています。

人間はポーズによって、体の厚さが変わって見えたり、特徴的な凸凹が現れたりします。
これは筋が伸びたり骨の突き出し方が変わったりすることによって起こるものです。

そういった人体の要素をランドマークとして覚えておくことで、このポーズではここを強調するとそれっぽくなる、と説得力のある描画をするための指標になってくれます。

そのためにはどこの骨がこの凸凹を作っているのか、どの筋肉が伸びて厚さが変わったのか等を学ぶ必要があります。

niichi

ただ特徴だけを覚えるより、解剖学的要素も併せて覚えていくことで、角度が変わったりポーズが変わったときの見え方などにも気を配れるようになると思っています。

おすすめなのはヒューマン・アナトミー・アトラスという解剖学を学べる3D解剖参照アプリです。

医学関係の方々向けに作られたアプリですが、骨格や筋肉、臓器や神経まで繊細に描画された人体の3Dを見ることができるのが特徴。
解剖機能で筋肉を一枚一枚はがして観察することもできます。

ぐるぐる回して様々な角度から観察できるので、上から見た肩甲骨の形は、筋肉の付き方、見え方は?といった細かな疑問を解消してくれます。有料なのでその点はご了承ください。

このアプリについて知りたい方は下記の記事も参照してみてください。

書籍であれば、イラストマンガ系を目指す方向けの解剖学本としては下記がおすすめです。

③イラスト系の教本

絵の違和感を探るヒントが欲しい時に参照します。

自分の描いた絵の違和感を探ろうと思っても、絵の基本知識がないとうまくいかないことが多々あります。
例えばパースとか、比率とかですね。

そういった情報を補うための情報源として活用できる本を一冊持っておくとクロッキー後の反省作業に役立ちます。

おすすめなのは下記の書籍です。

niichi

パースや人体の比率、おおまかな筋の構造やパーツの構造まで様々な人体を描くために必要な基本情報がそろっている良書です!

④ドローイング用動画、あるいは写真

クロッキーの際のモチーフとして使います。

自分の撮影したもの、ネットの写真、動画など、なんでも良いのですが、なるべくモデルさんの体のラインがわかりやすいもの+写真や動画など実際の人体構造が分かるものがおすすめです。

※ポーズを覚えるだけなら3Dの素体などでもいいのですが、今回の方法では自然な人体の見え方や構造を学ぶことも目的の一つとしているので、なるべく現実の人間をモチーフに選ぶことを推奨しています。

私はyoutubeの動画を参考にさせてもらっています。
いくつかおすすめの動画channelのリンクを張っておきますので、参考にしてください。

GESDRAWPARTY

New Masters Academy

Let’s Croquis

自己流クロッキー法【実践編】

①実際にクロッキーをしよう!

STEP
一枚に費やす秒数を決め、時間内に人物をどんどん描く。

用意したドローイング用動画、あるいは写真を使って実際にクロッキーを行っていきます。
大体、一体につき30秒~1分、長くても5分を目安に行いましょう。

うまく描けなかったり途中までしか描けなくても、秒数が過ぎたら中断します。
そして次のポーズに取り掛かっていきましょう。

STEP
描いたものを見直す。

一通りポーズを描き終わったら、描き終わった自分のクロッキーを見直します。
時間内に描けなかったものや、特にうまく描けない構図、というものが見つかると思います。
そうしたら、それに(△、×)といった印をつけておきましょう。

STEP
うまくいかなかったポーズを描きなおす。

上記の工程で印を付けたポーズを今度は、時間制限なしに描いてみましょう。
その場合、結果が二つのパターンに分かれると思います。

②パターンで変化!練習後の反省の仕方について

パターン①時間をかければうまくポーズを描ける場合

この場合、単純にその構図が描きなれていなかったり、自分の苦手なバランスという考察ができますので、早く描けるよう時間のある時にその構図を繰り返し模写しましょう。

苦手な構図リスト、という形だったり、画像としてその構図をスクショなどで保存して、繰り返し参照できるようにしておくと、練習が捗ります。

パターン②時間をかけても納得いく形にならない場合

この場合、まずポーズの構造がどうなっているか理解できていない可能性があります。

克服するには…
  • 自分が描いたクロッキーと参照画像をデジタルで重ねて相違点を理解する。
  • ポーズを単純な図解(球体、円筒、立方体など)に分解して理解する。
  • 比率を確認してみる。
  • 人体の構造を理解してポーズを紐解く。
  • 人体のパースについて理解する。

上記のような工程を経て、まず、なぜ納得できないか、下手に見えるかの疑問点を考察し、理由を探します。

筋肉のメリハリがついていない。骨格の理解が間違っている。立体感が足りない…など、違和感の原因に気づけるよう、常に考えるという作業を描画後に行うようにしましょう。
お手本となる教本や尊敬する人の絵、解剖学の本などを用意して見比べて観察してみる癖をつけると作業が捗ります。

最後はその考察を落とし込みながら何回もその絵を書き直します。

例えば骨格が変だな、と感じたら、ポーズと骨格図の標本を見比べながら、骨格でポーズを描いてみます。

骨はちゃんとポーズの中に納まるか?収まらなかったのならなぜ収まらないのか。
理由を考え、お手本と比較するなどして自分の見え方と描画した絵の歪みを比較して矯正していきます。

苦手部分の考察→検証→修正…この作業を繰り返すことで、苦手だった構図が段々と描けるようになってきます。

niichi

しかしこれがなかなかに大変な作業なので、最初のうちはうまくいかないことが多いと思います…。

なぜ大変かというと、最初はそもそもなぜおかしいか自分でもわからない、という状況に陥りやすいからです。

首がなんかおかしい気がする…でもなぜおかしいのか分からないんですよね。
それはそもそも正しい形がよくわかっていないから。

そんなの写真や実物と比べれば一目瞭然じゃん??と、思いきや頭の中に正しい知識がないと、なかなか具体的な間違いを探し出せないんですよね…。

そのうえ人体は角度やポーズで筋や骨の見え方がかなり変わったりします。

その前提を頭に入れてないと、斜め角度でも正面と同じ形で部位を描いてしまって、それが違和感の原因だった…なんてことが起こっていたりするのです。

それらを矯正するにはとにかく違和感の原因を突き止め、正すしかありません。

そのためには、違和感を具体化するための正確な知識を得る=根本の構造を理解することが大切です。

niichi

つまり人体描写に詳しくなりたければ、解剖学といった人体を構成する根本の構造を理解するという手間が必要になってくるわけですね。

この作業を効率的に行うために、私は記事の冒頭にあげた道具一覧を活用しています。

自己流クロッキー法【描画後の反省編】

3Dポーズソフト、あるいはフィギュアやデッサン人形の活用法

STEP
クロッキーの参考にしたモデルと同じポーズを3Dや人形で再現

ポーズを360度様々な角度から見れるよう立体的に観察できる状態にします。
※フィギュアによる比率の違いや可動域でポーズが作れない場合もありますので、動かせる範囲で大丈夫です。

足りない部分は自分で鏡の前でポーズをとってみるなどして観察するとより分かりやすくなります。

STEP
角度を変えて観察し、パーツの向きによる見え方の変化や回り込みによる比率の変化などを確認する。
STEP
自身のクロッキーと比べ、意識できなかった点を書き出しメモしておく。余裕があれば意識したうえでもう一度同じポーズを描いてみる。

とにかく初心者のうちは絵が平面的になりがちです。
その傾向は描画対象を立体的に認識できていないと特に顕著に絵に現れます。

niichi

特に、似たアングルの写真やアニメマンガの模写ばかり行っていると、立体への意識って薄れてくる傾向があるなぁと感じます。(※人によるとは思いますが)

それを克服するため、描いた対象物が別の角度でどうなっているのか、をポーズを立体的に観察することで補おうというのがこのプロセスの趣旨です。

他の角度や隠れている部分の構造などが想像できなかったポーズに出会った時などに、このプロセスを活用してみてください。

②解剖学の本の活用法

STEP
違和感を感じたパーツの構造や、仕組みを調べる
STEP
解剖学に沿ってクロッキーに筋や骨を描きこんでみる。

目的:描きこむことで、皮膚の上からの見え方と、内部の構造の違いを理解。想像できるようにする。

解剖学を理解しながら描くことによって、人体らしさを強調する骨や筋はどんな形か、といったランドマークを覚えていくことができます。

ランドマークとは?
ランドマークとは地上の目印ないしはその土地の象徴になるような建造物[1]。転じて以下の意味に用いられる。


解剖学的ランドマーク(英語版) – 解剖学的構造を記述する際の目印となる特徴的な局所構造。

  1. ^ 小項目事典, 精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,ブリタニカ国際大百科事典. “ランドマークとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年11月12日閲覧。

出典: 「ランドマーク (曖昧さ回避)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 最終更新 2024年6月26日 (水) 03:58  UTC
URL:ランドマーク (曖昧さ回避) – Wikipedia

ランドマークを覚えれば、モデルなしで描く場合も、この姿勢を描くときはこう描けばそれらしく見える、という指標になってくれます。

イラスト系の教本の活用法

比率やパースなどの細かい考え方のお手本となる、基礎的情報を参照するために使用します。

STEP
活用例:人体の一般的比率が分からない場合に調べて描き込んでみる

上記のように調べて描きこんでおき、クロッキーの修正に利用したりという用途で使用。

どれぐらいの頻度でやればいい?

私の場合毎週空いた時間に数枚のクロッキー+苦手なものとうまくできたものにマークの作業だけを行う→週末などまとまった時間を取れる時に復習(考察検証修正の過程をやる)という形で進めています。

niichi

気が向いた時や、日々の好きな時間を使って描けるときに描けば大丈夫です。大切なのは、クロッキーを捨てずに積み重ね、見返すこと。

クロッキーを積み重ねる→見返す→苦手なポーズがあれば練習を繰り返す→古いものと過去のものを比べる→違いを観察、言語化→違和感があればその原因を追求、解決…といった工程を繰り返して、苦手をなくしていくのがポイントです。

頻度よりも、描いた後に見直す→違和感や改善点を追求→ブラッシュアップする、次に活かすという意識を持ってクロッキーに取り組むことが大切だと思っています。

線がうまく描けないときの対処法

線は勢い良く、少ないストロークで描こう!

niichi

最初は迷い線だらけになったり、形をうまくとるために短いストロークを重ねて描いたりしがちです。
これは人によると思いますが、私はそのタイプでした。

線を重ねたストロークも間違いではないのですが、本当は線をちゃんと捉えられていないのにそれっぽく見えたり、線がごちゃごちゃしてわかりにくくなったりというデメリットがあります。

私の場合、時間制限があると、とにかく手を動かさないと間に合わないかもって感じでとにかくガシャガシャと輪郭を描きがちでした。

でも、やはりクロッキーにおいて大事なのは観察。

時間内に描く、のが目的というより、時間制限のある中どれだけ対象を観察し、その対象を魅力的に、伝わるように描写に落とし込めるか…そちらの方が大事だな、と気づいてからは描き切れなくても魅力的な線を掴むことに注力できるようになりました。

その方が一発で形をとりやすくなり、描くスピードも上達します。

とはいえ、何のガイドもなく勢いよく線を引いていくのはかなり手数がこなれていかないと厳しいもの…。

アタリとして薄い線をおおまかに引くという作業は、形がとりやすくなるので初心者にはお勧めです。
(わたしもアタリを引きまくって描いてます)

ただし、アタリに固執しすぎると線の勢いがなくなる原因にもなるので、そこは注意です。

線に強弱をつけよう!

余裕が出てきたら、線の強弱の意味なども考えたいところです。

枚数を重ねていくと、ここを強調すると勢いがついて見える、立体感が出るという線が見えるようになってきます。
形はとれてきたけどなんだか躍動感が足りない…という方は線の強弱の意味を考えるようにしていくとさらにステップアップができると思います。

niichi

ただ、私自身も線の強弱はいまだに課題で、形をうまくとることに固執しているとなかなか線の強弱まで頭が回らないことが多々あります。

そのため最近はジェスチャードローイングという手法を別途取り入れて空いた時間に練習しています。

詳しく知りたい方は下記の本たちがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。

クロッキーに飽きた時の対策は?

どうしても練習という作業には飽きてきてしまうタイミングがあります。
いくら目的をもって続けてみても、なかなか思うようにいかない…こういった場合は特にやる気が失せやすいです。

そんな時は、使う画材を変えてみたり、描き方を変えてみるのもおすすめです。

例えば、下記の画像は私の描いたクロッキーです。

  • 左端が筆ペンを使ってみるという方法
  • 真ん中がシルエットでとらえてから内部を描きこんでみるという方法
  • 右端がサインペンでアタリを取ってから描くという方法

で、それぞれ描いてみたクロッキーになります。

描き方や画材を変えてみると、画材による線の出方に新しいインスピレーションを得られたり、変わった描き方によって今まで気づいていなかった細部の描写に気づけたりという発見を得られることがあります。

niichi

得意な画材や苦手な画材の発見に繋がったりもするかもしれません。(見ての通り筆者は筆ペンの扱いが苦手…)

そのほか、人のクロッキーを参考にするのもおすすめです。

niichi

うまく描こうとする、というのはクロッキーの本質ではないものの、やはりクロッキーを見てうまいな、と思う人は実際ちゃんとした絵を描いてもうまい人が多い印象です…。

ではうまい、と思えるクロッキーとはどんなものか。それを分析することで、自分が絵を描くうえで何を大事にしているかというヒントを得ることもできます。

そのため、人の描いたクロッキーの描き方を参考にするのはとてもおすすめです。

今はネットが発達しているおかげで、youtubeやブログサイト、SNSなどで自分の描いたクロッキーを載せている人がたくさんいます。それを見て、この描き方いいな!と思ったものがあれば自分も真似をしてみましょう

きっと新しい発見が得られると思います。

例えばシルエットを大事にしているのか、線の勢いを第一に考えているのか、もしくは線のつながり方にセンスを感じるのか、線ではなく陰でとらえるような立体感ある描き方に魅力を感じるのか…など。これはクロッキーだけでなく、イラストの模写などでも学ぶことができる事だと思います。

まとめ

とにかくクロッキーを続けるなら、何かを学ぶ、成長する!という意思を持って描くことが大切だな、と半年ほど続けてみて、しみじみ感じられるようになりました。

クロッキーについての考え方でいいなぁ、と思った発言をしている動画がyoutubeにありましたので紹介しますね。

この動画の中で出てくる発言で、下記の部分に自分はとても共感しました…!

「デッサンというのは発見がある限り終わりはないと思います。そして描写が視覚情報を上回ることもないと思います。クロッキーは答えを持たない限り終わりはありません。クロッキーをやめたければ答えを出せばいいし、やめたくなければ答えを持たないことだと思います。常に探し続け問い続けるということがクロッキーの上達というか進化していく一番の方法なのではないかなと思います。」

引用元:白日会公開クロッキー講座 21:05~ リンク:【クロッキーとは何かを考えさせられる動画!】 白日会公開クロッキー講座(#広田稔) #白日会 #公募団体 #クロッキー (youtube.com)

やはり絵画教室を主宰されている方々の発言には説得力がありますね…!
思考停止で描きがちな私のような怠け者には身に染みる言葉でした。

たとえ飽きてしまった時も、続けるのであればそもそもなぜやるのか?という初心を大切にすることが上達への道筋なのかな、と思いました。

niichi

以上が「私が自己流で行っているクロッキーの方法」でした。

あとがき

この記事はクロッキーでいかに上達を目指すか、という案を綴った記事ではあります。
しかしクロッキーの仕方は人それぞれ。この記事はただの自分流を紹介しただけの記事であり、提案にすぎません。

もしかしたら、人によってはすでにもうやってるよ!とか、もっと効率いい方法がある…と言われてしまう内容かもしれません。

それでも記事を書いてみようと思ったのは、やはり人それぞれ、いろんな方法でやってみることが大事、ということを記しておきたいな、と思ったからです。

最初のうちはいくら時間があっても足りない…という感じで躓くことも多いかもしれません。
ですが、その分、力が付いてくるとどんどん上達が感じられ描くのが楽しくなってくる点がクロッキーの魅力なのかな、とも思います。

niichi

自分も最初はクロッキーをやっても上達しなくて、ただの義務になって辞めちゃって、描くのもやだなと思ってた時期があります。

なんか、クロッキーに期待しすぎというか、練習しても上達しないのは自分のやり方や気持ちの問題なのに変に気負って頑張って、勝手に落胆して描くのがつらくなっちゃってたんですよね。
クロッキー自体は、描画法の一つにすぎないのに、勝手に練習法みたいに思ってた自分がいました。

そもそもクロッキーとかスケッチとかデッサンとか、人や分野によって定義がちょっと違ったり解釈複雑だったりするけど、結局描くことに変わりはないわけで。

その都度の完成位置とか、書き込み量とか、ある程度の目安はあれど結局は答えは自分の中にしかないわけだし。

その中で、その描画によって自分が得たいものを、表したいものを自分で考えて積み重ねていくっていう意味ではどのような描画法も結局同じだと思うんですよね。

やっぱ描くからには描いたものに、例え落書きでも、何か乗せられる想いとか、学びとか、考えとかそういうのを持てるようになりたいなぁという思いがずっとあって。

でもただ承認欲求とか、ただうまくなりたいみたいな抽象的気持ちしかないと面白みのないものしか生み出せなかったりして。

人の提案した練習法とか流行りに乗ってみても、なんか満足できなかったり。

だから自己流のやり方とかを考えてみたりあえて効率の悪い手段を選んでみたりというのを最近はよくやるようになりました。

何よりtipsとか、他人の教えてくれる答えを漁るより、自分で答えにたどり着いた時の楽しさ、というものにありつけるのが自己研鑽の醍醐味なのかな、とも思い始めたからです。
あと単純に、その方が脳の覚えが良い気がする。喜びもひとしおというか、自分で答えを見つけた瞬間の方が印象に残りやすいですから。

うまくいく方法ばかりじゃないし、先達の知恵を借りた方が習得が早かったりはすることも多いけど笑
答えのある知識を詰め込む瞬間と、時間をかけても自力でたどり着くべき答えに出会う瞬間。
どっちもあると思うので、イイ感じに使い分けられたら理想なんですけどね。

どうせどんな方法でも簡単に上達できることなんてほとんどないので、その方法を時間をかけて探すより、これいいかも?と思ったことに積極的に挑戦して、失敗しても成功しても、積み重ねていく。
その大切さっていうのを、最近になってようやく噛み締めることが出来始めました。

まぁ、つまるところ、とにかく挑戦してみよう!でも目標なくやると何でも挫折しがちなので、目標を持とう!みたいな思いでこの記事を描きました!(???)

この記事の練習法は正直ちょっと重めかもしれません。
でも自分がクロッキー続けてみていいな、と思った点をいっぱい書いたので、参考になれば幸いです。
自分がやりやすい方法で是非気軽にクロッキーに挑戦してみてください。
あとこのなっっっがい記事を最後まで読んでくださった貴方、本当にありがとうございました!!

niichi

毎日好きなものを簡単に描きとめておいたり、クロッキー帳を埋めていくだけでも習慣化としては上出来だと思っています。
いつか理想の絵を描けるよう頑張っていきたい!

描画力を上達させるためのクロッキー法とは?自己流クロッキー術を公開!

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