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【イラスト改善法】絵が上達しない理由5選
絵がうまくなりたい!!!!!
毎日そう思いながらも全然上達していない…そんな自分に悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
はい、私です(白目)
とはいえ、昔に比べれば少しずつ上達しているのでは…?
という自分の直感を信じてなんとか正気を保っています…(震え声)
一応証拠として自分の過去絵と現在絵を比較してみます。
…いかがでしょうか?
だいぶ古い絵を持ち出したのでさすがに変わっている感は出ていると思います!!
しかし特に悩みだすのは中級者になったあたりから。
なんだか似たような絵が増え伸び悩んでしまう…そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
往々にして絵が上達しない原因はあります。
- そもそも練習量が伴っていない
- 手癖ばかりでお手本や実物を見ずに描いている
- 考えて描いていない
- インプットばかりでアウトプットしていない(逆もしかり)
- 誰にも見せず黙々と描いており評価してくれる相手がいない
今回は上記に挙げている5つの原因について詳しく解説していきます。
目次
そもそも練習量が伴っていない
頑張って描いている!!そう思って一か月で描いた枚数を振り返ってみると…あれ?数枚にも満たないぞ???
そんな経験はありませんか?
途中で描くのをやめてしまったり、疲れて一枚も描いていない。
そんな日が続いている人は…悲しいけど、うまくならなくても仕方ありません。
…正直私も当てはまる日がたくさんあります(涙)
やはり何事も量をこなすことは大切です。受験勉強のために何度も公式を解いて覚えるように、絵もわからない部分は何度も描いて頭に入れるしかありません。
にもかかわらず、うまく描けないからと言って諦めたり、敬遠してしまって絵を描く時間が減ってしまったらできないままなのは仕方がありませんよね。
かといって、描きたくても仕事や学業で忙しすぎてとても手が付けられないんだ!
そんな理由で筆が進んでいない人もいると思います。
しかし世の中は結果が全てです。どんな理由があれど、描かなかったらうまくならないんです。
どれだけ辛かろうと、描く時間は自分で捻出するしかありません。
ですから、まずは少しずつでも時間を取ろうという意欲を持ち、続けることが大切です。
例えば…
- 毎日SNSや教本でインプットをし、学んだ内容をメモする
- 週に一回アウトプットの時間を作る
- 美術教室に通ってみる
- 毎日10分だけクロッキーをする
- 週末に1時間は必ずデッサンをする
- 毎月一枚はイラストを仕上げる
…など、まずは小さな目標を決めて、絵を描く時間を増やしていきましょう!
小さな積み重ねが、やがて自分を支えてくれる糧になっていきます。
手癖ばかりでお手本や実物を見ずに描いている
なんかラフでいい感じの構図ができたと思ったけど、清書してみると意外と難しい…。
うまく描けないし、バストアップ真正面にしちゃお! …などと思ったことはないでしょうか?
人は、描いたことのないもの、具体的に想像できないものはいつまでたっても描けないままです。
楽に描けるからと言って似たものばかり描き続けると、同じ構図しか描けない手癖が染みついてしまいます…!
そういう時は参考資料を探したり、写真を撮って描く癖をつけましょう!
人体などはファッション誌などがポーズの練習にお勧め!
良い資料がない場合は、姿見や自撮り棒を利用して撮影をするのが手っ取り早いです!
今はグーグル検索のほか、便利な画像検索・収集ソフトやサイトがあふれています。
初めての挑戦や知らないものを描くときほど、資料をたくさん集めましょう。
資料集めは意外と時間がかかるので面倒くさい…と感じる時もあるとは思いますが、やはり資料を用意した時と何も見ずに描いた時ではクォリティに大きな差が出ます。ので、普段から収集してフォルダ分けをしておけたら最高かも。
いちいち確認しながら描くのは疲れるし時間もかかります。
しかしその分自分の成長やクォリティアップを実感できると思います!
考えて描いていない
枚数をこなしたのに全然うまくならない…変わった気がしない…
そう感じてしまう瞬間はありませんか?
それ、もしかしたら考えて描いてないのが原因かもしれません。
ちょっと言い方が悪いですが、枚数をこなしたのに描けないということは、こなした内容からなにも学べていないということになります。
なぜ自分の絵が下手に見えるのか、常に試行錯誤をして描く必要があります。
そのためにプロの絵を模写してみたり、人体の模写などをするのは効果的です。
しかしただそっくりに写すだけでは、コピー機で印刷するのとなんら変わらない作業になってしまいます。
正直最初はちんぷんかんぷんで、的外れなことを考えてしまっているかも、という不安も感じることがあります。
でも、それでいいんです。間違っていたとしても、これはこんな理由かも…という考察して描いていくことが次への一歩になります。
正解が欲しいときは、プロのイラスト解説本や色彩学の勉強などをしましょう。体系的な知識を得ることで自分の考えの偏りや間違いを自覚することができます。考えが的を得ていた場合は自信にもつながります。
まずは基礎の勉強がしたい、どんな本を選べばいいかわからない…そんな方は下記の記事を参照してみてください。
人物絵の勉強にお勧めの本を三冊紹介しています。参考になれば幸いです。
【初心者向け】人物絵の勉強にお勧めの本3選!【基礎を鍛える】 | にいちくりえいしょん!
今日も今日とて絵がうまくなりたい! そう思いながらも何から手を付けてよいのかわからない…そんな経験はありませんか? 描かなきゃうまくならない。とはいえただ描いても…
でも、まず最初は自分で考えてみると、より試行錯誤のための考察力が身に付きます。
是非考えて描く、を意識してみてください!
インプットばかりでアウトプットしていない(逆もしかり)
インプットばかりだとどうなる?
インターネットが普及した現代では、SNSやイラスト投稿サイトで様々なイラストを閲覧できます。
そうすると、この絵すごい!とか、この人の絵の世界観最高!とか憧れるようなイラストに出会うこともたくさんあります。
いつか自分もこんな絵が描きたい、こういう絵も描きたい…そう思って見る作業にばかり没頭していると描く時間がどんどん減っていってしまいます。
すごいものを見て、まだまだ見たい!とインプットだけをし続けると、最後は閲覧者になってしまい、表現者としての時間が無くなってしまいます。
インプットをしたらアウトプットする癖をつけましょう!
- 好きなイラストを見つけた!と思ったら、その日のうちに模写をする
- 好きなイラストの良いと思った部分をメモしておき、一枚それを生かしたイラストを描いてみる
- 良いと思った構図やパーツなどを、ラフスケッチで書き留める癖をつける
…などなど、自分のできる範囲で得た気づきをアウトプットしておくと、自然とインプットした内容が身となり、思い出しやすくなります。
せっかく「良い!」というインプットを得られたときは、自分の血肉とするためアウトプットを忘れないようにしましょう。
アウトプットばかりの人も要注意!
逆に何も見ずにただ描く!という時間を続けすぎると、世間と自分のずれを認識できなくなり、描いても描いても似たようなものや人に受け入れてもらえない独りよがりな作品を生み出してしまう可能性があります。
もちろん、絵を描く理由は人それぞれ。人からの評価がすべてではないですし、自分の世界に没頭して描き続けられるときは楽しいですよね…!それ自体は悪くありません!
しかし、もし少し自分の絵に滞りを感じてしまった、最近誰もいいねを押してくれない…そんな悩みを抱えている方は、インプットが足りていない可能性があります。
その場合はインプットをして、自分の世界に新たな風を吹かしてみましょう!
自分一人だと発想に限界が出てきます。
例えばオムライスが好きでずっと作っていたとして、毎日同じ味付けだと飽きますよね?
(飽きない人はそれはそれで素晴らしいのでそれを突き詰めるのも一つの道です…)
自分で試行錯誤して味付けや調理法を変えてみる…それも大切です。
でも、部屋から出ずにそれを続けていたら、食材が尽きた時、試せる術がなくなってしまいます。
そうしたら、普通は買い物に行きますよね?そこでいろんな食材を見て試せそうなものを買ってまた家で調理する…イラストのインプットも同じです。足りない発想は、ほかの人の作品から遠慮なくいただいて糧にしちゃいましょう。(もちろんキャラデザシチュセリフ全部丸パクみたいなのはだめです…)
人の作品を見ると影響されて似たような感じになっちゃうかも…と思う人もいるかもしれません。
しかし、素材が同じでも調理によって出来上がるものは全然違います。
イラストも同じなので、いいなと思った発想は取り入れて自分の作品をどんどん進化させちゃってください!
かといってもちろんインプットに頼りすぎると自分の考えが薄くなってきちゃう場合もあります。
(異世界転生物が流行っているからと言ってそればっか描いてたら他のジャンルの作品が全然思いつかなくなってきてしまった、みたいな現象には気を付けたいところ…)
アウトプットとインプットのバランスを考えて摂取していきたいですね。
誰にも見せず黙々と描いており評価してくれる相手がいない
評価をしてくれる人がいると、自分のイラストを客観的に見ることができ、モチベーションなどが変わっていきます。
だから、自分以外の人の目にイラストを晒してみるのは、とても大事です。
自分一人でこもって描き続けると、人が見た時の印象を考えられなくなったり、そもそも描くモチベーションが上がらずイラストを描かない原因になることもあります。
評価をしてくれる相手とは?
…評価をしてくれる人、っていうと難しいですよね。
大別すると、下記のように分けられるかなと思いました。
- SNS・画像投稿サイトのフォロワーや不特定多数の閲覧者
- 知人・友人
- 上司・クライアント
SNSやイラスト投稿サイト
SNSにはいいねやRT、投稿サイトであればブックマークなどの機能が存在しています。
その数によって自分のイラストの人気度を推し量ることができます。
※ただ、SNSのイラスト評価は流行や題材にも左右されやすいので、絶対の指標としてみるのはおすすめしません。
コメント機能などによって自分の作品を好きだと言ってもらえたり感想をもらえることもできます。
それはとても嬉しいですし、モチベーションにもつながりますよね。
リアルで人に絵を魅せるのは恥ずかしい…という方は、まずSNSや投稿サイトで公開してみるのをお勧めします。
ただ、SNSや投稿サイトにアップした画像は不特定多数が閲覧・DLできる状態となります。無断使用や転載といったリスクを必ず負うことになりますので、その点は重々承知したうえで利用するようにしてください。
これに関してはインターネットの性質上防ぎようがないんですよね…。
無断利用・転載禁止の文言をプロフィールに入れたり、制作者の名前の透かしをイラストに入れておくなどの対策を取っておきましょう。万が一著作権侵害で裁判などになった際、証拠になります。
知人・友人
友人や知人に絵を見せる抵抗がなければ、是非一度見てもらいましょう。
相手が絵を描いたことのない人であれば、イラストに興味のない人間が自分の絵をどう思うか、という大衆的な層の客観的視点を得られます。一緒に絵を描くレベルの方であれば、絵師仲間としての意見をもらえるでしょう。
上司・クライアント
プロであれば、所属している制作会社の上司やクライアントの反応で自分の絵のレベルや評価をいただくことができます。
顧客に納得してもらわなければプロとして成り立たないので、商品として通用する絵かどうかの指標としては一番わかりやすい評価を頂ける機会ですね。(制作会社に入ったりフリーで依頼をもらわない限り、そうそう機会がないのが難点です…)
素人だけどプロからの評価をもらいたい場合
もっと技術を磨きたい!プロじゃないけど、プロになれるレベルに上がれる指導が欲しい…
そんな方は、下記のような手段をとってみるとよいです。
- 美術教室・画塾に通う
- イラスト添削サービスを利用する。
美術教室・画塾に通う
イラスト…というよりは絵の技術底上げという方向になりますが、基礎を鍛えるには美術教室や画塾に通ってみるのが一番手っ取り早いです。
美術教室でデッサンをしたからと言ってイラストがうまくなるわけではありませんが、自分の描いたものという点ではデッサンだって同じです。線のゆがみや影の付け方などに癖が出ますから、それを講師の人に見てもらいなおしていくことでイラストにも生かせるところは出てきます。
また相談しやすい先生やイラストを描いている先生などがいれば、自分がイラストを描いていることを説明して、デッサン的に狂いはないか、色彩についてどう思うか等を聞いてフィードバックをもらってみるのも良いと思います。
絵を描く仲間を現実に作ることができたり、見せ合う機会を見つけられるかもしれないところも、絵画教室のメリットかな、と思います!
イラスト添削サービスを利用する(SESSA)
SESSAというイラスト添削サービスがあります。
プロのイラストレーターや絵に自信のある絵師たちが添削をしてくれるサービスです。
有名なイラストレーターさんが多数登録していて、自分の描いたイラストを修正&赤字等で添削してくれます。
自分の能力が上がってきて、自信がついた方は添削をする側に回ることもできます。
上を目指しつつ、上級者が中級者、中級者が初級者に教えるといった相互関係を形成できるのはいいシステムだなと思いました。
有料サービスですが、憧れのイラストレーターさんに自分の絵を評価いただける機会なんてそうそうないので、興味のある方は是非利用してみてください!
(ただ、人気の先生はやはり待ち時間が長い&料金も高めなので、そこはご了承ください…)
結論:とにかく筆を折らず描き続けよう!
以上、絵がうまくならない原因5選でした。いかがでしたでしょうか?
自分で書いてて心が痛い…
私もこれらの理由を完全に克服はできておらず、まだまだ試行錯誤中の身です。
とはいえ定期的に自覚して改善していくことで、少しはうまくなってきているような気はしています。
一番大切なのは、うまくならないからと言って筆を折らず常に原因を考えて試してみることだと思っています。
亀の歩みかもしれませんが、着実に一歩ずつ自分の理想に近づけるよう頑張りたいですね…!