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【初心者向け】人物絵の勉強にお勧めの本3選!【基礎を鍛える】
今日も今日とて絵がうまくなりたい!
そう思いながらも何から手を付けてよいのかわからない…そんな経験はありませんか?
描かなきゃうまくならない。とはいえただ描いても自分の下手な絵が紙の上に映し出されるだけ。
どんなふうに描けばうまくなるのか?何を描けばうまくなるのか?
そう思い悩んで筆を止めてしまうこともしばしば。
一枚の絵を何の基礎もわからず自分で何がいいのか、悪いのか、考えながら黙々と
作業するのはつらいもの。
学校の勉強だって最初は教科書を使って勉強をします。
正しい知識をインプットするには先人の知恵を借りるのが一番!
幸い絵を学ぶための本はたくさんあって今では書店に足を運ばなくても
大手通販サイトでワンクリックで手に入ります!
でも数が多すぎても選ぶのは大変にゃ…
この記事ではそんな方のために、基礎がしっかり学べて練習法も学べる
おすすめの本を3冊ピックアップしました!
目次
①ソッカの美術解剖学ノート
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最初に言っておきます。この本…めちゃめちゃ厚いです!!(汗)
辞書並みの厚さがあり、お値段も相応です。(税込:\7,370)
しかしそれでもおすすめしたい理由があります。
なぜならこれが一冊あれば初心者~上級者までのレベルアップがとってもしやすくなるからです!
ソッカの美術解剖学ノートの魅力
- 骨格や筋肉の役割や形状の理由まで説明してくれている
大体の解剖学系の本は、筋肉の図などが細かく乗っていることはあっても、形状の意味まで載せてくれている本はあまりありません。
この本ではなぜこの骨はこんな形をしているのか?という点にまで言及して説明してくれています。
ただ記号として形を覚えるより、理屈を一緒に覚えることで頭に残りやすく、絵に説得力が出るようになります。また、自分で理由を考えるきっかけにもなると思います。
この理由を考える、という思考はとても大切です!
絵は少しづつ上達してくると自分の描きやすい向きや形、線の傾向などができてきます。
それ自体は悪くないのですが…
うまく描けるからとその描き方に頼っていると徐々に”手癖”と化していきます。
すると同じような傾向の絵ばかりを描いてしまったり、線が歪んでいても気づけなくなったりという弊害を生みだします。
どういう理由でこの絵は下手に見えるのか、改善するには何が必要か?
もしくはなぜこの絵はうまく見えるのか、どう描けばこのように描けるのか?
絵を上達させていくうえで”理由”を考え、解決していくことはとても重要になってきます。
しかしただ”描く”ことだけを目標にすると、手癖ばかりが身についてしまい、どのような考えをもって自分が今のような絵を描けるようになったのかというプロセスを忘れがちになります。
するとなぜ自分がこのように描けるのか?その理由を忘れてしまい、スランプに陥ったときや、壁にぶち当たったときうまく克服できず諦めてしまいかねません。
この本は書き方の解説とともに、絵を描いていくうえで必要な理屈やその理由を考える、という思考を促してくれるます。そのため、お絵かき初心者であればあるほど、とてもためになる本だと思いました!
もちろん本命である解剖学の図解も手描きで分かりやすく、パーツの描き方から解説してくれています。
毎日一つずつパーツを模写して練習していけば、何を練習すればいいかわからない&どう描けばよいかわからないという悩みから解放され、順序良く体のパーツを覚えることができます!
学生の頃に出会っておきたかった…!
時間はかかりますが、この本を見ながら練習すればするほど上達が実感できるはずです!
②たてなか流クイックスケッチ
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たてなか流クイックスケッチの魅力
- アニメーターのドローイングの考え方や練習法を知ることができる
- 実際のドローイング例が多数収録されており、参考にしやすい
スポーツ系アニメを数多く手がけられているベテランアニメーターの方が執筆している、クイックドローイングについて解説した本になります。
人物を簡略化した素体の描き方から始まり、動きのとらえ方のヒントを自身のスケッチを交えて解説してくださっています。
簡単に人体の形をとらえるための練習法なども載っているので、ぜひ実践してみてください!
短時間でできますので、毎日の練習に最適です!
クイックスケッチは考えて描く、よりも感じて描く!ことができるので、うまく描かなきゃというプレッシャーが少なく、楽しくたくさん描けます!
この本はどちらかといえば、うまく書くことよりも自分の感じたこと、伝えたいことをしっかり表現しようという考え方に重きを置いた本になります。
デッサンなどをしていると、正しい形をとらえようとするあまり、どんどん線が固くなってきてしまうといった現象に陥ってしまうことがあります。
そんな時、このドローイング本の教えや生き生きとしたお手本の絵を見ながら自分でも好き勝手線を滑らせてみると、初心に帰ってすらすら筆が動かせるようになってきます。
絵に正解なんてない。何を描きたいか、伝えたいかが重要なんだということを思い出させてくれる本です。
思ったように線が描けない時、動きのある絵が描けないと思った時、ぜひ参考にしてほしい書籍になります。
正しさばかり追い求めていると心が疲れて絵を描くのが億劫になってくる瞬間があります。でもこの本は描く楽しさを思い出させてくれて、絵を描くハードルを下げてくれる良書です。
③“主線なし”イラストの描き方
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絵を描くうえでは色塗りも大切な要素の一つです。
この本では主線のない、塗りだけで描かれたイラストの描き方を丁寧に解説してくれています。
色塗りの本はほかにもたくさんあるのですが、なぜこの本を選んだのか?
それには下記の3点の理由があります。
“主線なし”イラストの描き方の魅力
- シルエットによる形の見せ方を解説してくれている。
- タッチによる立体感の感じ方を解説してくれている。
- 色選びがとてもうまい
上記のような点がとても魅力的だと感じたからです。
上で紹介した「ソッカの美術解剖学ノート」「たてなか式クイックスケッチ」の2冊は主に基本的な人体の楮や線のとらえ方に重きを置いた本でした。しかし絵を描くうえでは立体感や色の塗り方も重要になってきます。
線だけでも多彩な表現は可能ですが、さらに絵を魅力的に見せるには、立体的な感覚や色による訴求効果が大切になってきます。
この本では主線がない、塗りだけの要素でどれだけ魅力的な絵が描けるか?ということを学ばせてくれます。
塗りだけで絵を魅せるには、色の感覚や立体感のバランスがとても重要です。
でも初心者のうちは、どの色を選べばきれいに見えるかだとか、どんな塗り方をすれば立体感が出るのかということがまるでわかりません。ただ模写をして既存の絵を映してみても、何がその絵を魅力的に見せているのか理解できなければ次に生かすことができませんよね。
この本では著者がどのような発想でその色を選び、その塗り方をしたのか、ということを細かく解説してくださっているので、その絵が出来上がっている”理由”を知りながら学べるところがとても良いと思いました。
自分で理由を考えることはとても大切ですが、最初のうちはうまく探せなくても仕方ありません。
人の解説や理由付けを見てヒントを得ることで、自分で原因を探す能力もレベルアップできるかと思います。
そういった理由から、今回はこの本を初心者向けとしてピックアップさせていただきました。
三冊を並行して学ぶことで、一気にスキルをレベルアップ!
「ソッカの美術解剖学ノート」「たてなか式クイックスケッチ」で線の練習をしつつ、この本で色の使い方と立体感を学ぶことによって、線で形をとらえながら色と影で立体感を演出する、という絵の基本構成をしっかり学んでいけるのではないかと思い今回はこの三冊をピックアップしてみました。
いかがだったでしょうか?
これらの本以外にも書籍はたくさん出版されていますので、自分に合った本を見つけるために発掘作業をしてみるのもおすすめです。何事も自分で選んで納得できた時ほど、成長が実感できます!
あとは描きまくるだけ!どんどん作品を増やして神絵師を目指そう!
最初はだれしも一本の線を引くところから始まります。
自分の思い描いた絵を描けるよう、私も日々切磋琢磨して頑張りたいと思います…!
目指せ神絵師!夢はでっかく(笑)明日も明後日も、がんばっていきましょう~!
更に知識を深める本が欲しい!という方は下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
持っておいて損なし!絵の勉強に最適な良書5選!【中級者向け】 | にいちくりえいしょん!
中級者になってくると、細かい絵の悩みが増えてきます。 一応全身が描けるようになったけど、何か説得力が足りない、立体感がない。 ライティングに違和感がある、色塗りが…
ここから下には今回紹介した本のリンクをまとめておきます。
興味のある方はぜひ購入してみてください!
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